IPO株分析

さくらさくプラス(7097)

ミニ・バフェットを目指しているトウゴです。。。

 

まあバフェットはIPOには手を出さないと公言していますが、普通にサラリーマンしている自分としては、毎日毎日企業の年次報告書や四半期短信を読むような余裕はなく、IPOは目論見書に企業のこれまでのダイジェストが全て網羅されているので、昨日からIPOの目論見書を日々見ることを習慣化しようと決めました。

で第一弾がこのさくらさくプラスです。

さくらさくプラスは、保育園経営の会社です。現時点で経営している保育園は60。東京に集中しています。で、経営状態はこちら。

 

 

見るからに物凄い急成長ぶりです。売上高はQ2終わり時点で2年前と同じくらい。一方これを一目で見て気になる方がいらっしゃると思いますが、気になるのは今年度のQ2時点での経常利益の低さでしょうか。おそらく、今回IPOを手控える方はここがネックなんじゃないかと思われます。

「業界が魅力に乏しいから」としているIPO論者を結構見かけましたが、この株に魅力を感じないのはちょっとセンスにかけると思います。まあ初値売りの方にとっては確かに魅力が低いのかもしれませんが、長期保有の観点で見るとどう見ても美しい株です。

(ちなみに魅力が乏しい株は確かにIPO初値割れもありえますし、上場直後にがたっと落ちる可能性もあります。ただ長期保有の観点で見ればこの株は10年で3倍には確実になる株と考えています。

リスクは「東京都が補助をやめること」「保育園で事件が起きること」)

 

で、収益形態がこちら。

 

完全に「東京都依存です」と認めています(笑)。ただ、東京都が補助金を辞める可能性はほぼ皆無でしょうし、むしろ今後増えるんじゃないかと予想しています。

ではQ2で経常利益が低いのは大丈夫なのか。これを見れば大丈夫とわかります。

 

 

過去2年のキャッシュフローと今期Q2のキャッシュフローです。一目で気づきましたが、去年補助金21億もらっていて、今期Q2の時点で3億です。経常利益の低さは単にこれだけですw

つまりQ4で普通に考えればかなりの増益は固いでしょう。(もし、労使関係でこじれていて、保育園の保育士さんの待遇を著しく改善したとか、保育園の施設に大規模な投資をした、という場合、それほど増益しないかもですが、大規模投資をしたならそれは来期以降に還元されるので問題はありません。)

 

というわけで僕はBBを申し込みました。なんとなく余裕で抽選通りそうですが、買えたら数年放置の予定です。(1年で5倍になった場合を除く。ただし、まずならないと思います。半値になる確率は十分にあり。でも売りません。)

 

P.S.

目論見書を読んでいたら面白いものを見つけました。

 

 

保育士さんは既に800人以上いるようですが、経営はわずか15人でやっているんですね。。。しかも平均給与640万ってこの会社の社員みんな多くのストックもらっているはずであることを考えるともらいすぎでは。。。

保育士さんにもストックを配っているといいなぁと思うんですが、そんなことは多分していませんよね。。。

-IPO株分析

Copyright© ポジティブイノベーター トウゴのブログ! , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.