プレミアムカウンセラーへの道

その25 CBT その1

今日はCBT、認知行動療法 その1です。

まず認知行動療法はどんな療法かというと、簡単に言えば、大抵のストレス反応は、

自動思考によって発生する。自動思考には根っこにスキーマという価値観・信念が

あり、ストレス反応を緩和・解消するには、スキーマとうまく付き合う、若しくは新たに

構築する必要がある。さらに、心身同一なので、行動を変える事で認知に影響を

与える事もできる、といった感じの療法です。

今日紹介する本はこちら。

この本は確かに入門書で、おそらく初めて認知行動療法とはなんぞや?を学ぶには

とてもいい本じゃないかと思います。で、僕はCBTとスキーマ療法は完全に彼女の

フォロワーになろうと決めました。それくらいわかりやすいし、まとまってます。

またこの本の素晴らしいところは、シートが付録についていて、カウンセリングにその

まま使えるという点です。コピーライトをしっかり載せる事という条件がありますが、

クライエントに使って頂くだけならそれで何も問題はありません。

シートは、

・アセスメントシート

・認知再構成法シート

・問題解決法シート

の3つがついていて、特にアセスメントシートと認知再構成法のシートは僕がCBT

がこのクライエントさんにはよさそうだと思ったら、そのまま使うと思います。

アセスメントシートは、

・ストレス状況

・認知・感情・身体反応・行動

・リソース

・対処

これをきれいに纏められる構成。

認知再構成法シートは、

・ストレスを感じる場面の洗い出しシート(アセスメントシート)

・自動思考の分析シート(検討シート)

・認知の幅を広げるためのアイデアシート(ワークシート)

に分かれ、自動思考が沸き上がる背景をしっかりつかみ、自動思考が根本

的に変わるためにどのようなワークをすればいいか、そこまでを相談しながら

シートにまとめていきます。まとまったらあとはホームワークするのみ。

認知行動療法は結構ホームワークが多いのも特徴です。ポジティブ心理学も

エクササイズ中心なので似たような感じですね。

この本は看護師さん向けに書かれた本なので、本の中の事例は全て看護師さん

の事例になっています。そこは特殊ですが、ただ、この本、構成がとても纏まって

いるのと、とにかくシンプルですっと入ってくるので、心理療法全般について

これから学ぶという方は、古宮昇さんの傾聴系(PCA)の本を1冊読み、次に

これを読むといいかもしれないと思いました。まあじっくり読むなら、しばらくは

PCA(来談者中心療法・傾聴)の本を読み、次にマイクロカウンセリングで技法の

全容を理解し、その上で学んでみたい療法にアクセスを始めるのがいいのかなぁと

思っています。

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