昨日、今日IBMのThink Summit Japanに参加していました。デジタルトランスフォーメーション
(DX)のイベント。
DXとは何か?とても分かりやすいのがこのサイトだと思います。
こちらにあるこの図がDXそのもの。
今の世界は既に現実と仮想世界相互に情報と価値の循環が求められていて、
デジタルトランスフォーメーションそのものはビジネスモデルの変化による
企業の生き残りがゴールであって、ここにある7つの要素がその実現を支援
するメソッド。あくまでメソッドであって、これが目的ではありません。
当然、これらを実装すれば企業が生き残れるわけではない。これらを利活用して
今の業態をどのようにニューノーマルに適応させ、さらに新たな価値創造をしていくか。
例えばトヨタはもう車が売れない社会を見据えている。それを見据えてカーシェリング・
自動走行に舵を切ってるわけです。さらに言えばトヨタのライバルは自動走行なら
ウェイモ(Google傘下の子会社)、IT満載の車ならソニーなわけです(VISION-S)。
今まであり得なかった競合の出現、全く想定しなかったビジネスの出現、それが
ニューノーマル。ここ10年程、クラウドが引き金になったと思うのですが、急激にIT
を基軸としたビジネスモデル変革が進んでいると感じます。特にデバイスのIoT領域。
何でもかんでもクラウドに情報を送って何かができる、そんな仕組み実装が急激に
進んでいます。
まあDXの話はこれくらいにして、上記の7領域。当然ながらIBMは全て提供できます。
ただ、AI以外は既にAmazon、MSに物凄く差をつけられており、挽回は不可能と感じる。
この2日見てみたけど、やっぱりクラウドで差別化できる要素は見当たらない。
一方、AIはセッション見てびっくりすることばかりでした。
公開されているWebから抜粋しますが、AIのWatson君は主にコールセンターで爆発的な活躍
を見せていて、ジョージア工科大学では1か月間教授のアシスタントがAIであったことに誰も
気づかなかったそうな。つまりこの仕事はAIに代替可能でしょう。
今日はコールセンターの事例をいくつか見たのですが、もうAIの支援の手厚さがすごすぎてw
「こんなことまでやってくれちゃうの?!」驚きばかりでした。