IT関連の方はもちろんご存じですが、よくGAFAという用語を耳にすると思います。
Google
Amazon
Facebook
Apple
の略です。
5年ぐらい前まではまさにこの4社が時代の寵児という感じでした。
で、昨日各企業の現況を調べてみたのですが、今はもうGAFAじゃなくてMAGAですね。
Microsoft
Amazon
Alibaba
です。
Facebookは今も成長は続けているのですが、明らかに初期の成長ペースは失せました。アップルは正直良くも悪くもジョブスの会社だったのだなぁと。未来はないと思います。
ではその根拠を楽天証券のデータをもとに見てみましょう。まず、MS。
巨大企業でここまで美しい企業は日本では残念ながら皆無ですね。
株価が急上昇してしまったため、割高な株になってはいますが、それにしても美しい。。。
首でもないのにMS辞める奴なんて滅多にいませんが(ここに一人いますが)、確かにこれ辞めない方がいいですわ。。。
とはいえ、自分は辞めて失敗とも思ってるし、同時に辞めて大正解だったとも思っているので、その人の状況によりけりかなぁとも思いますが。
MSはOffice365というドル箱と、成長中のAzureが軸。MSは20年前も今もずっとOfficeが柱の会社。おそらくそれは今後100年間変わらないと思います。しかも世界のIT普及率は今後上がる一方ですから、MSの成長は止まらないでしょう。
では次にAmazon。
いやー、MS以上に美しい。。。
ほんと近い将来、世界で独走のトップに上り詰める会社ですね。
クラウドも現時点で最上位ですが、おそらく数年でアマゾンの完勝で終了すると思います。
現時点でAWS(アマゾンのクラウド)は1年間の成長額がMS(Azure)・Google(G Suite)の総額と同じくらいです。圧倒的ですよね。
次にGoogleを見てみましょう。
上昇カーブはAmazon>Google>MSというところでしょうか。
Googleの収入はほとんどが「広告」です。
主にYoutube、検索エンジンの広告がメイン。
まあ、トップクラスYoutuberの繁栄ぶりや、地上波の凋落ぶりを見れば、Googleが今後さらに広告で稼いでいくのは火を見るより明らか。
G Suite というクラウド(SaaS)ビジネスを伸ばしたがってはいますが、
まあ伸びなくても広告だけでもっともっと巨大化する企業です。
で、MAGAのトリを務めるAlibabaがこちら。
もうなんていうんでしょう。とんでもない、の一言ですね。
まあ、中国圏オンリーの会社ではありますが、とんでもない成長率です。セグメント別の収入を調べてみましたが、日本の楽天に近いですね。中国の電子商取引の独占企業。
まあ、中国はこれから安定成長に移行すると思いますが、移行しても日米より遥かに高い成長率が続きます。
以上、2020年の寵児MAGAを書きました。
では、私が外したFAは今どのような状況でしょうか。
まずApple。
正直、MAGAからは離された印象ですね。
携帯・スマホ企業の中では相変わらずトップですし、楽天証券の評価も業界ではトップです。ただ、MAGAのありえない成長を見ていると、引き離されちゃったなぁ・・・という感が強いですね。
最後にFacebook。
成長は今も素晴らしいです。
ただ、企業規模を考えると、もっとカーブが鋭くないとおいしくないんですよね。相変わらずキラーコンテンツはSNSオンリーですし。
Facebook離れが叫ばれている昨今、PERの下がり方(つまり株の人気が落ちている)を見ても、多くの機関投資家が「終わった会社」とみているのではないかと考えます。
さて、MAGAと呼ばれる時代は来るのでしょうかね、楽しみに待ちたいと思います。