今日はハッピーミュージアムの方で書きましたが、昼は国会図書館にいました。
図書館は蔵書がたくさんと思いきや、PCがたくさん。ほとんどの本がデジタル化
しているっぽい。でPCで読むもよし、PCで印刷を押してコピーセンターに駆け込む
もよし。
で、ポチポチ印刷している中で、この論文が目に入りました。
「Pollyanna and the glad game: a potential contribution to positive psychology」
日本語に直すと、
「ポリアンナとよかった探し:ポジティブ心理学への貢献の可能性」というタイトル。
もうこれをアメリカ人が書いているというだけで涙で目がにじみました。
というのは、ポリアンナ物語、西洋では「ポリアンナ症候群」と言われているのです。
ポリアンナ症候群とは「悲観的な状況を現実逃避してありえないポジティブさで
解釈しようとする」という”病気”。
でも、よかった探し、実はポジティブ心理学のエクササイズで全く同じものがあり
ます。で、この論文を書いている MURRAY LEVINEさん。まあ論文としては、
「これ論文か?」という感じで、ポリアンナ物語と著者のポーターさんについて
とてもよく調べていて、それとポジティブ心理学の主要な理論との整合性、
CBT(認知行動療法)に通ずるところ、その点を考察しているのですが、検証が
ない。あくまで仮説で終わってる。
ただ、MURRAYさんからみて、ポリアンナのよかった探しは、人の認知によい
影響を与え、この継続性は人をポジティブに変えうる。彼は終始一貫して
ポリアンナの性格とよかった探しを肯定していました。
論文に対する期待値は「検証」だけだったのですが、まさか力説を見て涙する
とは、いい意味でのサプライズでした^^
もしポジティブ心理学の論文で日本のアニメとポジティブ心理学をリンクさせる
論文があったら、また泣くんじゃないかと思ってますw