つい先程のホットニュースですが。
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ソフトバンクグループは13日、2020年3月期の営業利益が、1兆3500億円の赤字になりそうだと発表した。新型コロナウイルスが世界的に拡大した影響で、投資先の企業の経営が大幅に悪化し、1・8兆円の投資損失を計上する見込みだという。
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いやー、ほんとソフトバングGにとって、最悪のタイミングでコロナでしたね。。。
・1兆以上投資したシェアードオフィス企業 WeWork がふたを開けたらボロボロだった
・瀕死の状態だった投資先企業 衛星通信のワンウェブがコロナでKO
・ヘッジファンドのエリオットに株を大量に購入してもらったが、やっぱり目先の株主利益しか求めない
・エリオットに要求されるままに今のタイミングでかなり悪手に見える
「資産売り(4.5兆円)」「自社株買いでの株価飾り(2兆円)」をするはめに
・当然その結果、格付け会社から一気に格下げ(ムーディーズでBa1からBa3に。)
・以降、暴落(おそらく空売り)と上昇(おそらく自社株買い)の繰り返し
まあ元々ソフトバンクGは大企業ではとても珍しい、いい意味で言えば「前のめりな会社」、悪く言えば「借金体質で、止まれない会社」です。
そんなソフトバンクGが、僕の目から見ると、止まった。
まあ、とはいえ、今のところ、間違った資産売却をしなければ、ソフトバンクGはまた上昇カーブに戻ると思います。
では間違った資産売却はどれか。
以下が株主総会で開示した試算表。
この中で絶対に売ってはいけないのがアリババです。
逆に言えばアリババとソフトバンク以外は全部売っても大丈夫だと思う。アーム、スプリントを売るのは両社の状況を考えても、簡単ではないかもしれませんが、スプリントがTモバイルと合体して、新生Tモバイルになるので、このタイミングで誰かが買ってくれるならスプリント全売りが一番ソフトランディングな気がします。
もちろんWeworkは損切りする。
さて、孫さんがどういう決断をするか、楽しみです。