今日は第9巻。

海の家のオープン初日。魔王の想定をはるかに上回る活況ぶりに店が
回らなくなる。そんな時、バイト要員でない千穂・エミリア・ベルが加勢に
駆けつける。そして、なんとか初日を大儲けで終わる。
その後、少し元気になった軍師のカミーオと魔王は会話する。すると、
驚くことにカミーオ軍を駆逐したのは天弥だった。
その日の夜、エミリアと魔王軍は今夜大量の魔王軍がゲートをくぐって
来ることをカミーオから知らされる。元はエミリアの盟友だったオリバー・
メイヤーという大司教。彼は笹塚でルシフェルと共闘し、エミリア・魔王に
打倒されてから行方をくらませていたが、オリバーが魔王軍に
「聖剣を奪ったもの」が世界を制覇できる、と数日前に吹聴し、カミーオ
は調整しようとしたもののうまくいかなかったとのこと。そこで危険を
告げにここまで来たとの事だった。
オリバーの不手際、魔王軍の不手際、どちらも自分たちの責任という
ことでエミリアは魔王に共闘を命令する。
カミーオが魔刀を持ってきていたため、その鞘を抜けば一気に魔力
が回復するのだが、カミーオは刀を置いてきてしまっていた。
新生魔王軍と対峙するエミリアとアラス・ラムス。力量的にはエミリア
の方が上だが、「殺さない」という縛りを今回は課しているため、苦戦する。
そんななか、天弥が魔刀を携えてやってくる。刀を抜き、本気モードに
なる魔王・アルシエル・ルシフェル・カミーオ。
魔王が到着し、新生魔王軍は動きを止める。アルシエルはオリバーの
甘言に乗った若い衆を叱咤するが、魔王は「どうせオリバー一人の
話じゃない。だから乗らざるを得なかったんだろう」と部下の動きを理解
する。
そして、新生魔王軍とカミーオをゲートからエンテ・イスラに戻した。
次の日。天弥は詳細を説明しようとしかけたが、おばさんの大家さんが
皆に詳細を話していないと知ると、「つまり教えてはいけないみたい」
と言う事で話すのをやめる。
千葉から帰る前に周りの景色を見ながら会話するエミリアと魔王。
魔王は今回の戦闘で得た宝玉をエミリアに手渡す。エミリアは当惑して
「
で、バイトも強制終了させる。昨日押し寄せたお客さんは全員幽霊で
大量の魔力が発生したせいで、元の形を維持できなくなったとの事。
「自分の心配しなくていいの?今の私は大天使にも勝てる」というと
「俺の魔力が完全に戻ったら、お前含めて全部支配してやる」と
プロポーズともとれる発言をする。
大困惑する千穂とエミリア。あきれるアルシエルとルシフェルと千穂。
千穂は「単に世界を征服する」って言いたかったんですよね、と
大騒ぎし、エミリアは「こんな屈辱は初めてだわ!!」と叫ぶ。
9巻はこんな感じです。ちょっと話の展開が早いため、この巻はあらすじ
が難しいですね。天弥の説明がこの時点ではかなり少ないので、
後々にああ・・・って感じになるのですが、この時点ではいろいろと
不明点が多い。
まあもっと謎なのは大家のおばさんですが。。。
とはいえ、魔王の何気ないプロポーズめいた言葉がいいですねw
魔王には全くその気はないようですが。