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その84 マンガでやさしくわかる傾聴 その5

今日は「マンガでやさしくわかる傾聴」その5です。

マンガでやさしくわかる傾聴
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893〜4,635円

傾聴を後輩に教え始めたいずみ。耳かたむけ課も軌道に乗ってきた。

そんな中、ある赤ちゃん連れの女性が沈んでいる。声をかけ、傾聴を始める
がすぐに女性は沈黙してしまう。
市長との会話を思い出すいずみ。
「話せない気持ちを受け止める」
「どうして話せないのか その気持ちを想像しながら相手のペースを尊重する」
相談は「街灯がまぶしくて娘が眠れない」
というもので、その相談には対応したが、女性の薄い反応が気になるいずみ。

後日、またこの女性が相談に来た。
今度は公園の衛生問題で娘が病気にならないかという心配。
対応したがやはり何か気になるいずみ。

週末家族で公園で遊んでいると、また娘を連れた彼女と会う。
やはり心配になるいずみ。

「本心は他にある気がするけど彼女は言ってくれない」
「話せない理由があるんだよ」
「質問の裏側にある気持ちを理解しよう」

市長が話した直後、嫌がらせをしていた高橋さんが話し出す。
「自分たちの仕事を取られてしまうのが怖い」
「いや、自分たちのスキルが低いのがばれるのが怖かった」
「これが私が耳かたむけ課が嫌いだと言っていた裏側の心情」

いずみは高橋さんに微笑む。市長は続ける。
「質問された場合、そこにどんな思いが表現されているのか理解しようとする
事が大切」

また彼女が耳かたむけ課に訪れた。
傾聴していると、彼女が話し出す。
「この子をちゃんと育てられるか心配で」
「夫も手伝ってくれなくて」
「つい声が大きくなって」
「子供に怒鳴った後に自己嫌悪になる」

気休めやアドバイスが役に立たないと察したいずみは育児アドバイザーとの
3者対話を提案する。彼女の心は晴れていった。

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Part3のマンガはここまで。

この後はマンガで書いた内容を説明しています。ただ、結構そのままな個所
が多いので、全体的には省略しますが、気になった点をいくつか列挙します。

・傾聴の対話の場合、話し手の質問のほとんどは質問ではなく。何か別の
ことの婉曲的な表現である

・(自身の失敗例から)話し手が誰か(この例では先生)に対して怒り・
不信感を伝えたかったのに対し、自分は先生の事情や気持ちも汲んでしまった
・話し手が先生に対してプラス・マイナス両方の感情を持っていたのに気づかず、
発言のマイナスの部分にフォーカスしてしまった

Part3の説明はおお!と感じるところが僕自身にとってはあまりありませんでした。
まあ、全部が全部おお!となれるなんて難しいでしょうしね。

この後数ページのマンガのエピローグで終わりましたが、この本、PCAのエッセンス
が一致を除くと詰まってる気がします。何故一致を書かなかったのか、古宮さんが
重要視していない筈はないので紙面の都合な気がしますが、今度はマンガでなく
古宮さんの活字本を見ていきたいと思います。

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