今日は第12巻です。
この巻では千穂の依頼で、魔王軍が千穂の実家の農作業のお手伝いに行きます。
もちろん、それを追いかける千穂・エミリア・ベル。
3人は隠れて魔王軍を監視するつもりだったが、偶然温泉で出くわしてしまう。
エミリアは私たちも雇ってほしいと願い出て、佐々木家に了承される。
夜、千穂は魔王を誘い、二人で満天の星空を見る。感動する魔王。千穂は
「私が大好きな人たちが今からみんな幸せになる方法はないのかな」っていつも
考えていると魔王に伝えると、「ないんじゃねぇか?」と即答される。
エミリアと全く同じリアクションを取る魔王に若干妬ける千穂。
翌朝、早朝から農作業が始まる。
エミリアは本業だったため、手慣れた手つきだが、魔王はぎこちない。
エミリアは魔王に積年の恨みを話すが、だからといってそれを絶対に反省
してほしくはない、自分の決意がミジンコほども揺らぐかもしれないから、と。
「めんどくさいヤツ」魔王は笑う。
作業は午前で終わり、午後昼寝をした魔王軍。こんないいこと尽くしでは
申し訳ないとアルシエルがお手伝いを買って出ようとする。
エミリアや佐々木家の奥さんとも合流し、道を歩いていると、クマに遭遇する。
エミリアはクマを制止するがクマは言う事を聞かず襲い掛かる。
結果、エミリアはクマを一本背負いで投げ飛ばし、それを多くの人に目撃
される。
次の日、地方紙で取り上げられるエミリア。。。
そのエミリアに「熊殺し」と命名した魔王をエミリアは探し出そうとする。
「アラス・ラムスに「ママ、くまごろしー」って言われたら一生立ち直れない!
探し出して首をはねてやる!」と。
「エミリアはそもそも悪魔殺しなんだから。熊殺しなら最初から頭取れてるじゃん」
と茶化すルシフェルをぼこぼこにするエミリア。
佐々木家にビニールハウスを紹介され、作物を作る大変さを聴く魔王。
魔王は自分が魔界を統一するまで争いが絶えなかった理由に気づく。
「食い物を産まない世界は、社会を形成できない」と。
12巻は「食の大切さ」がずっと語られる巻です。確かに食ってとても大切ですよね。
思うのは、コンビニもスーパーも廃棄の山なわけですが、あれ、高速冷凍すれば
ある程度消費期限延ばせないか?と思うのです。
冷凍ものって消費期限長いですよね。その論理を活用できないか。その消費期限
が延びた食材を何とか食事に苦しむ方々に還元できないか。今ボランティアで
結構豚汁とか無償支給する場所がありますが、新たに作らずにあるものを循環
させた方がいい気がするんですよね。
それともっと壮大なアイデアだと、真空冷凍コンテナみたいなものは作れないのか。
長時間真空冷凍できる空間が確保できるなら、大量の廃棄食材を一括空輸して
食事に苦しむ国に送れないだろうか。若しくは廃棄食材を活用して缶詰が作れ
ないか。まあ缶詰が一番現在の技術だとリーズナブルな気がします。
宇宙食みたいになってしまうかもだけど、ペースト状にして、栄養価の高い別の
食べ物に変える。捨てるよりは100倍ましだと思うんですよね。。。