今日は第15巻。
まだ完結していないのですが、現在16巻までなので、明日でこのシリーズも終わり
ですね。
魔王は2回目の原付試験の免許受験に来ていた。1回目はマークシートずれで
不合格。試験会場でお昼ご飯を食べていると、親子連れとすれ違い、子供が
魔王に話しかける。
サトウツバサ、父はサトウヒロシとのこと。まあどうみても日本人ではない。
ツバサは匂いを嗅いだり、魔王の指をなめたりし、魔王は慌てる。
「おとーさん、この人かも」
帽子を取ると紫色の髪。アラス・ラムスの事をおねーさまと言う。
一方、魔王家にはエミリアの不在を案じ梨香がやってくる。梨香は「一週間も
音信不通っておかしい」「一週間?!」皆驚く。ただ、魔王家には2週間以上
無連絡だったが、少なくとも1週間前はかなり梨香とシフトの話等やりとりを
していたと知り、皆安堵する。
そんな時、外がにわかに掻き曇り、ベルが雲の異常さにを察知する。
雲は千穂のいる笹幡北高の上。ベルは梨香がいるのを忘れ、ルシフェルと
一緒に飛んで行った。意味不明な梨香。
また魔王たちのシーンに戻る。
女の子の名前はアシエス・アーラ。魔王は今エミリアを探しているという事
を二人に話すと、父の方が強く取り乱す。父はノルド、エミリアの父であった。
ベルから緊急連絡があり、すぐ来いと言われるが、タクシーでもある程度
時間がかかる。思案しているとアシエスが魔王を浮かせて一緒に飛んで
いった。
シーンは魔王家に戻る。
気まずい雰囲気の中、梨香の詰問が始まる。梨香はもう覚悟はできたから
事実を教えてほしいと言い、アルシエルが答えようとすると、アシエス・
魔王・ノルドが飛んできて、ノルドを置いてまた二人は飛んで行った。
場所は変わって笹幡北高。グラウンドを大きな悪魔が歩いている。
千穂は屋上へ行く。イデアリンクでこの悪魔を呼び出していたのだ。
悪魔の名はリヴィクォッコ。目的は単に暴れに来ただけとの事。
新生四天王を倒して、自分がそこに名乗り出る。ルシフェルとベルが
到着し、3人がそろったのを見てリヴィクォッコは笑う。
また、戻って魔王家。
アルシエルは全てを打ち明けるが信じられない梨香。ノルドと
アルシエルも母語で会話をするが、そんな時外を天界の軍団に囲まれ
ノルドとアルシエルは拉致される。
また戻って笹幡北高。既に大バトルが始まっているようだが、魔王・
アシエスは結界の中に入れない。魔王がアシエスにどうにかならないか
尋ねると、アシエスは「私とおねーさまはヤドリギの人の心の強さで
私の強さが決まる」と告げる。魔王はエミリアとラムス同様融合を
試みる。ちゃんと面倒を見る、という言葉に若干ほろっときたアシエス。
二人は融合する。
バトルはベルが優勢に進めるが、リヴィクォッコは明らかに戦意がない。
実は単なる時間稼ぎが目的で、急に空が晴れ上がり、空からとてつもない
大きさのレーザーが降ってくる。
ルシフェルがなんとか食い止めるが大ダメージを負う。
天兵連隊を連れてきた大天使 カマエル。新生魔王軍+天使軍。
ベルはまったく歯が立たずルシフェルに続き大ダメージを負う。
リヴィクォッコがベルにとどめを刺そうとした瞬間。空から光が
飛んできて、リヴィクォッコの手が飛ぶ。
魔王が飛んできて、ベルと千穂を救う。魔王は聖法気を発し、聖剣
ベターハーフを繰り出す。
魔王が急にフュージョンして超最強になっちゃった感じ。
まあ戦闘中心の漫画だったら、パワーバランスが崩れちゃった瞬間
ですが、この漫画はどちらかといえば人生譚に近い感じなので、
まあ問題ないのでしょう、おそらく。
ただ、このフュージョンで聖の力も魔の力も持つことになった魔王。
これって両方の世界から許されるのか、両方から弾かれるのか、
まだその方向性は見えてないのですが、どのように描かれていく
のかが楽しみです。