今日は Rookies 第7巻。
いや集中してますよ しすぎてますね
まさに「無我夢中」で・・・自分の置かれた状況も見失うほどに
(To 池辺先生)
どうしても直球で勝負したかったんだろう 江夏とは
周りから見たら同じ三振でも あいつにしてみれば大違いなんだ
技ではなく 純粋に力だけで 圧倒したかった・・・
いかにも安仁屋らしいんだがな(To 塔子)
ナイスカーブ 見事な三振だ これぞチームピッチング!
(な・・・何!?)
よーし みんな!今の三振で江夏のイライラは更に大きくなったぞ
見ろ なにしろ江夏はバッティングにも相当自信持ってたようだからな
多分くやしくて仕方ないだろう おかげでこの回江夏の球は
相当荒れるぞ 間違いなく いいか!チャンス到来だ!
この回全員で点を取りにいくぞ!
(おっしゃあ! 行こうぜ! おぉ!)
おまえの絶妙のカーブがチームのピンチを救い そして
このチャンスを呼び寄せたんだ 江夏との勝負の機会はまだまだある
今度はおまえがバットで迎え撃つ番だ
(To 安仁屋)
今岡だって初球捉えましたよ
私はこいつら全員にその光を感じます ダイヤモンドの光を
(To 池辺先生)
(プレッシャーは安仁屋の方がはるかに大きいが・・・)
いや大丈夫でしょう そこは何と言っても安仁屋
中学時代 仮にもスーパースターと呼ばれた男
(To 池辺先生)
新庄ー かたいぞーっ かたい かたい!
ムリにつなごうと思うな この回は同点でOK!
気楽にアイーンだ いいか!大きいのなんか 狙わんでいい!
短くだ! バットを短く持って 気楽に当てていけ!
(いや長くていいぞ)
そうだ 長くて・・・えーっ!
し・・・しかし 短く持った方が 振り遅れないし
直球にも変化球にも・・・
(新庄はどんなボールにもついていけるよ
君には聞こえないのか? 新庄のスイングが風邪を切り裂く音が)
風・・・?
(圧倒的なバットスピードは十分ボールを引き付けてから
スイングを開始することを可能にする つまりそれは
球種やスピードあるいはコースを判断する時間が長くなり
確実性を増すことを意味する そのためにみんなバットを短く
持つなど工夫をこらすがおかげで長打はあまり期待できない
ところが新庄にはこの天性のバットスピードがある
川藤君 君の言う ダイヤモンドの輝きがここにもひとつ
うむ ホームランバッターの筋肉だ)
(To 池辺先生)
(見たか キャリア不足はこういう所に出る)
で・・・でも今 岡田捕りましたよ
(そりゃ あれくらい 捕ってもらわんと・・・)
前の試合じゃ捕れなかった・・・!
若菜然り 新庄然り・・・短いけれど この三か月間は
確実な三か月だったんだ そしてこれからの一分一秒が
まさに真実のキャリア うまくなりますよ あいつらは
どこまでも
(To 池辺先生)
フフフ いろいろ書いてあるが説明するとややこしく見えるだけだ
最初は迷うかもしれんが 慣れてくれば自然に自分の動きが
わかるようになってくる 習うより慣れよ だ!
ーと教頭先生が言っておられる
(てめーが言うなーっ エラソーに!)
(To Rookies)
(ただあいつがうらやましかっただけなのかも 本当は・・・
きっと・・・何の目的もなく・・・ただフラフラしてただけの
俺には・・・あの頃あーやって楽しそーにみんなと一緒に・・・
何か目指すモンがあってがんばってたあいつがよ・・・)
だとしたら今河埜の奴はそっくりそのままうらやましがってる
かもな!おまえの事!
(え・・・?)
え じゃないだろ 気づけよ おい
今のおまえらがまさにそれじゃないか!
甲子園という夢に向かってみんなで心をひとつにして
がんばってここまできたんじゃないのか!?
今からそしてこれからもそれは決して変わらんだろう!
俺には目黒川の連中の目指す物が何なのかよくわからない
今の河埜はそんな中にあってきっとうらやましくって
しょうがないぞ おまえが!
今はおまえの方が・・・おまえらの方がはるかに輝いてるんだ
(To 岡田)
(びっくりだよね 目黒川を相手にこんな接戦になるなんて)
はっはっはっ さすがの我らニコガクも4回じゃ
まだまだ大量リードとはいかんだろ
(いや先生 意味わかんない)(To 塔子)
それにしてもあいつら まだ4回だというのに・・・
はっはっはっ 汚れたなぁ
キャリアの差が こんな泥や血や汗で埋まるとは思いませんが・・・
なんとなくこの接戦もわかるような・・・
(To 池辺先生)
ふふ・・・いくらキャリアを重ねた強打者がそろっていても
チームがバラバラでは意味がない・・・
まさに 船頭多くして 船 山へのぼる
(To 池辺先生)
いやちょっと待てーっ!おまえらは何を考えてるんだーっ!
この目黒川ーっ!!おいそこ ケータイ切れーっ
これが野球かーっ!?これが巣ポートと言えるのかーっ!?
おまえらは何のために野球をやってるんだーっ!?
こんなバカげたつまらないプレーしかできないなら
やめてしまえ!楽しくない野球なんかやめてしまえーっ!
(な・・・何か向こうに説教始めたぞ・・・
ま・・・前もこんな事あったよな)
おまえらは本当に一流プレーヤーなのか!?
俺はそんなシーンをまだほとんど見てないぞ!江夏!
(なんだよ てめー 気やすく 人の名前呼びやがって)
河埜!岡崎!柴田!ケータイ切れ!中畑!松本!庄司!
淡口!山倉!おまえら野球が好きだから始めたんじゃないのか!?
そしておまえらがうまくなれたのはそれだけの努力をしてきた
からだろう!そんな努力の日々を・・・夢を・・・
野球を!バカにするなーっ!! 以上!(To 目黒川)
わかってるのか おまえら まじめに野球をする気がない
奴らなんかから一点取ってリードしたからって
何がうれしい!?あんなバカにされたような一点をもらって
うかれてどーする!?
(てめー一番喜んでたくせに)
本当に素晴らしいプレイヤー達と堂々と戦ってもぎ取った一点
こそ本当に価値ある一点じゃないのか!?
(わかってるっつーの・・・)
違うのか!!俺はこの試合 奴らの実績からしてそんな
展開を期待していたのに! していたのに!(To Rookies)
おっしゃーっ これだーっ これこそ俺たちが挑むべき戦いだーっ!
これでこそ目黒川!ナイスプレー!
ほらどうした!これを待ってたんじゃないのか!?
ここからがおまえらの真価を問われる時だ!
(To Rookies)
よくやった!あれが入ってたら確実に流れを持っていかれてただろう
よく一点を守った あれぞニコガク魂(To 関川)
よし みんな 輪になれ
(またかよー ダセー事させんなっつーの 勝ってんだぜ オイ)
つべこべ言うな!勝ちたいなら輪になれ!
6回が終わって2対1 わずか一点のリード 大差をつけての
圧勝などという事は不可能だとわかった しかも相手はもはや
前半の目黒川じゃない 後半まちがいなく巻き返してくるだろう
勝つためには一点でも 一点でも多くとるしかない!
(一点でも・・・)
そうだ あと三回のうちに一点でも多く!そんな野球をしよう
たった三か月・・・しかしおまえらが生まれて初めて経験した
この3か月間の努力のすべてをこの残り3回に懸けてみるんだ
そして今日を記念日にする!!勝って今日を我々ニコガク
ルーキーズ13人でつかんだ初勝利の日にするんだ なんとしても!
次に勝ち進めるわけでもない・・・勝ったところで何の見返りもない
ただの練習試合だがな (To Rookies)
7巻は全部目黒川戦。全部試合なので、川藤先生の言葉は少なめ。
今回は語録を選ぶというよりはほぼ川藤先生の言葉を全部抜いた感じ。
池辺先生も途中で形容しているのですが、ほんとどこまでもポジティブ。
ちょっとポジティブすぎる気もしますが、ただ、思うのは大業を成し遂
げるならこれくらいポジティブでもいいのかな、という感じですね。
とにかく諦めない、それが大事な気がする。
ただ、途中で目黒川が戦意喪失してふざけだしたら、今度はそれを
叱咤して奮い立たせてしまう、ほんと騎士道な先生ですw
ポジティブ心理学の研究家(評論家?)としては、ほんと川藤先生
はいい学習教材。教え子に対する無条件の愛情。その強く暖かい
愛情に包まれて不良たちが本来の自分たちに戻っていく。かなり
難しくはあると思うけど、でも完全に不可能というほどリアリティ
が欠けているわけでもない。
川藤先生の発言から垣間見えるアイデアはいずれしっかり検討
してみたいと思っています。