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その67 Rookies (10)

今日はRookies 第10巻です。

ROOKIES 10 (ジャンプコミックスDIGITAL)
Amazon(アマゾン)
667円

(てめーに勝ってみろだ?)
そうだ 来い 上坂 東京制覇への道! 果てしなき夢への挑戦
(とことんバカにしやがって・・・)
誰がバカになんかするか おまえの夢なんだろう 東京制覇
(殺すぞ コラァー)
うわっ ちょっと待て! 俺が見たいのはおまえの空手だ!
そんなモノ出してくるんじゃない!
(るせーんだよ!)
ぬかに釘・・・のれんに腕押し・・・川藤の頭に警棒・・・
おまえのダイヤモンドの手足が泣いてるぞ
(て・・・てめー 何で立ってられんだ!?脳天だぜ・・・)
痛いさ・・・死ぬ程痛い・・・だがそんなモン俺には効きやしない
そんなモンごときじゃ俺は倒せんぞ なぁ上坂
そんなモノを振り回して人をブチのめす
それがおまえの言う制覇か
(何っ!?)
そうか おまえの目がなぜ輝いてないかわかったぞ
勇気が足りないせいだ
(あん?勇気だぁ?)
昨日おまえに殴られたのは未だに効いている
おまえはそんな素晴らしい空手を身に着けていながら・・・
それを使わず 凶器を持つ その方がラクに勝てるからだろう
(あーそうだよ わりーかよっ)
わざわざこの学校を選んだ理由も同じだろう ラクだから
もともと凶悪なレッテルを貼られてるニコガクに入ってしまえば
一気に制覇に近づける そうしないとおまえは恐いんだ
(うるせっ)
悪名高い学校・・・凶器・・・おまえはあらかじめある程度
制覇への手がかり足がかりとなるものがないと恐いんだ
つまり勇気がないんだ 自分の力だけで切り拓く勇気が
天は自ら助くるものを助く 決してバカげた事だとは思わない
俺は東京制覇という言葉を聞いてうれしくてたまらなかった
そんな事言える奴はやってくれる奴に決まってる
だがそんなモノを出したんじゃ 値打ちが下がる
この世の中 色んなルールに縛られて息苦しい
ルールなんか守らない方がラクだ しかしその社会のルールに
飛び込むのも勇気!何にも頼らず自分で切り拓くのも勇気!
おまえはそれができるだろう!
(な・・・何なんだ・・・何なんだ てめーはよ・・・
くそがー!!)
おぉ、後ろ回し!これか!この技で弘田先生を・・・
(うるせーっ)
うおっすごいっ
おっしゃっ
おっしゃ一本
(く ふざけんなコラーッ)
うおっ
(ナメんなよ てめー 俺が何でエモノ捨てたと思ってんだよ
この手で直接てめーを殺して―と思ったからだよ!
俺がこの手でてめーを殺せるかどうか・・・)
そうかナメたつもりはない 上坂わるかった
(あぁ!?)
俺は自分の教え子には絶対手をあげないと誓いをたてている
(知るかよ そんなモン!)
しかし勝負となれば話は別だ 俺も命懸けで行こう
(To 上坂)

(それで謹慎期間中にどう反省したのかね)
はぁ・・・しかしあれはまさに男と男の勝負でした
私が強いばかりに勝ってしまいましたが・・・
(君も生徒に体罰を・・・)
(体罰ではありません でも反省はしています
力加減を誤ったことを)
(To 校長)

いやー真弓先生には 借りができちゃいましたねー
野球部顧問として
(どうせ その相手のコの事以外 その時何が起きてるか
すっかりお忘れだったんでしょう ひとつの事に
集中するとまるで周りが見えなくなる)
いや・・・それにしても今回の処分は厳しいなー
攻め込んだ一年生は全員停学十日間
二年生も被害者とはいえ 応戦した者には五日間の謹慎
前の村山校長の時はなんとか無理矢理カンベンしてもらえたけど・・・
今回は校長が旅先から電話での指示だったから
何も言えなかったなぁ・・・やっぱり藤村校長はさすがに
真弓先生と同じ血筋ってカンジですねー ガンコ一徹
いやっいい意味ですよ!真弓先生!
(To 真弓先生)

野球部の過去の過ちを悪く言われるのはある程度
仕方のない事だと思っています それは連中が引退するまで
背負っていかなきゃならない試練だとも
でも彼らの未来までも否定する権利は誰にもない!
ましてや彼らを一年間そばで見てきてるはずの
教師の言うセリフじゃない! いいですか!?
彼らは二度と過ちを犯しません! なぜなら夢に向かって
努力する事の素晴らしさを知ったからです!
そして自らが積み重ねてきた努力の重さも十分感じているからです!
あいつらは努力できる奴らなんです!その努力をバカにするなら
私は許しませんよ どんな人間にも必ず長所はあります 必ず・・・
たとえばそれがその人のたったひとつしかない長所だったとしても・・・
そこをよーく見てやって下さい ほら未来は希望に満ちている
誰も否定なんてできません (To 先生)

やれる事はやってきた あとは試合を見てもらうしかない
がんばってる奴は必ず評価される
(おい てめー俺たちが今ので落ち込んでると思ってんじゃねーだろな)

(あんな風に思われてんのは百も承知なんだよ・・・
ゴチャゴチャ言うな!がんばってりゃ周りが認めてくれる事くれー
とっくにわかってるっつーの!・・・)
よーし みんな大先輩に誓え!
(大センパイ?)
何言ってんだ!?上を見ろ!ニコガク野球部栄光の礎を築いた
大センパイだろーが!誓え!大センパイに勝利を!
そして栄光の復活を!
(いやいやいやいや死んでないぞー 拝むなぁーっ)
(To Rookies)

おっかなくて嫌われてるイメージあったでしょう
ごらんのとおり今でもやんちゃは変わりません
でも奴ら本当に見どころあるんです
シロウトでもがんばればいつか必ず認められて
そして努力は必ず報われる事を知ってるんです 昨日の勝利はその証です
(あ・・・あの川藤監督 失礼ですが・・・監督もほとんど
初心者でいらっしゃると・・・お聞きしたんですが・・・)
去年初めてルールを覚えました おかしいですよね
こんな男が監督でこんな連中が選手のチームなんて
でも少し遅かったけど 情熱は全国の他のチームと何も変わりません
夢を追いかける資格は誰にだってあるはず 男のロマンに
年齢もキャリアも関係ありません 努力を続ける事が大事なんです
勝ち負けはやってみないとわかりません
(がーっはっはっはっはっ)
(ど・・・どうしたんですか ヨシさん)
(フッフッフッ そのとーり継続が肝心だわな 馬券も買い続ける事が大事
馬も走ってみなきゃわかんねー!ってな!)
はっはっはっ・・・え?
(な・・・ナニ言ってんスか ヨシさん 何でここで競馬が
出てくるんですか!?)
(ロマン!ロマンじゃねーかバーカ カツノリ
フフ 川藤さん きっと色んな事言う奴がいる
それが世間ってモンだ)
え・・・は・・・はぁ
(けど俺はこのチーム見続けるぜ 言いたい奴にゃ言わせとけばいいんだよ
どーせ そのうち何も言えなくなる 俺の5年に一度の予感がそう言ってるぜ)
(To モニスポ)

まぁ待て 試合はあさってだ 今から付け焼刃の技術を学んだところで
試合に生きるとは考えにくい
(エラソーに言うなーっ テメーがミスったくせに!)
いや聞けーっ聞け―っ
フォークは決め球で投げてくる事が多いだけに
ヤマをはる事は容易だ
(何ぃーっ!?)
さらにランナーがいる時なんかワンバンを意識してフォークは
投げにくくなるぞ 球数がふえてくるとすっぽ抜けの失投だってあり得る
高めに浮いた落ちないフォークなど絶好のホームランボールだ
(先生・・・)
いいか 川上がいかにすごいフォークを持っていようとも
つけ入る隙はいくらでもあるんだ!
(To Rookies)

Rookies で作者の森田さんが強く言いたい事はおそらく「夢」の大事さ、そして

大人がそれを思い出す大事さ、そこな気がしています。大人が夢を忘れ、

しかも教師や親が夢を忘れてしまったら、子供も夢が時間と共に色あせて

しまう。その連鎖に対するアンチテーゼがこの漫画なのかなぁと。

そして、もう一つこれはRookiesに限らず森田さんの漫画全般で言えると

思うのですが、「正義の為に力は必要」逆に言えば「力のない正義は無力」。

これは正直認めざるを得ないなと思っています。武力、知力、財力、人脈力。

こういった有形無形の「力」。これらが一切ない正義は確かにとても脆い。

そしてまた逆に言えば脆い中でも正義を貫ける人ってある意味凄いのかな、

と。そういう意味では、弁護士を目指す福原はその例の一人として描いた

のかな、とも。

川藤先生は格闘技のスペシャリスト。強いがゆえに暴力に屈しないし、

不良と同じ目線に立てる。川藤先生の正義感が貫ける源泉に強さがあり、

格技で得た学びがある、そんな気がします。実際に生徒を何人か力と

言葉の両方で働きかけて諭してます。

これを考えると、僕自身ももっと力をつけることを考えた方がいいのかなぁと

も思います。ただ、人それぞれの強みを活かした方が無理がない事を考える

と、僕がつけた方がいい力は「人が束になる事で得る力」な気がしています。

ほんと始めたばかりなので、どうなるかさっぱりわかりませんが、カウンセ

リング・コーチングの方で個人的ではなく社会的なワークへの参加を始め

ました。カウンセリングは個人で活動を始めようとしていましたが、もしかする

とこれも団体で始めるかもしれません。でも、一人でやるより絶対に多数で

行った方が助けられる人が増える。

やっぱり、人の強みを効率的・効果的に活用し、交換し、循環できる仕組み、

その醸成にもできるだけ力を入れていきたい、Rookiesの10巻を読んだ後

そう思いました。

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