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その78 ロジャースの中核三条件 受容

今日はロジャース中核三条件の一つ「無条件の積極的関心」です。
本はこちら。

ロジャーズの中核三条件 受容:無条件の積極的関心:カウンセリングの本質を考える 2
Amazon(アマゾン)
2,050〜6,524円

無条件の積極的関心(UPR:Unconditional Positive Regard)に関する
定義のようなものを本書から抜粋します。

・受容について何も条件がない事
・あなたがこういう場合だけ、あなたの事が好きです、と思わない事
・クライエントの人間性に深く価値を置き、クライエントのいかなる
特定の行動によってもその価値づけが偏らない事
・暖かい態度で臨むことができる事
・クライエントをかけがえない人間として尊重でき、心の底から大切
にし、思いやりを持って接する事
・クライエントの体験しているあらゆる面をカウンセラーの枠組みから
否定・肯定せず、何の条件もなく、一貫して暖かく受け止めていく態度
・問題行動を持っていようと持っていまいと、それによって肯定否定せず
にそのまま暖かく受け止めていくという姿勢
・「ああ、この人の事を受け入れられているな」「この人とっても大切
だなぁ」とスッと感じられる事
・受容を体験できるような自信のありようを模索する

・相手を一人の独立した人間として尊重する

・暖かさが感じられる関係

・この人といると何となく落ち着く

・暖かさ・理解・受容・尊重

UPRはこんなものですかね。。。

受容について、何も条件がない、これがUPRそのものだと思います。

で、ロジャースも言ってますが、完全なUPRは絶対に不可能です。

なので、UPRはカウンセラーの目標とする態度、という考え方で

いい気がします。

そして、条件が付いた時は、ああ、条件が付いたなぁって気づいて、

脇に置けるかトライしてみる。個人的には今の判断はスナップショット

と考えて、「ああ、今はこの人を受け入れられない。それは分かった。

でも傾聴してみよう。受け入れられる糸口があるかも。」こんな感じで

チャレンジしていけばいいのかなぁと思います。

無理に好きになろうとするのは、一致と矛盾する気がして、それは

違う気がします。嫌い・苦手と気づき、少し距離を置く、手放す。

うーん、マインドフルネス的ですが、まあそんな感じなのかなぁと。

一方で、経験を積み重ねて、性善説が真と信じられるようになるの

であれば、心の根底からUPRに近づくのかもしれませんね。慈愛の

境地という感じ。

まあ僕はしばらくは慈愛の境地には到達しないと思います。さて

今後どうなっていくでしょうかね。

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