プレミアムカウンセラーへの道

その20 VAKと一致

心理カウンセラーがカウンセリングするにあたり、とても重要な態度は次の3つと

来談者中心療法(PCA)では言われています。

・一致

・無条件の積極的関心

・共感的理解

これまで何度か書いてきましたが、PCAはカール・ロジャースという臨床心理学者

のアイデアで、クライエントに寄り添って傾聴し、指示をせずにクライエントが自力

で問題を解決していく手助けをするというやり方。

PCA以降、様々な心理療法が登場しました。ただ、そのどれもがこの中核3条件を

基本的に認めつつ。そこに新たな色を加える、そういう感じと僕は捉えています。

で、この3条件は6条件の中で、特に大事な3つとされているもの。ほかの3つは、

1.クライエントとカウンセラー二人の共同作業である

2.クライエントは不一致を起こしている

6.共感的理解がクライエントに伝わる

で、6がPCAの絶対的なゴールなので、個人的にはここを外すのはどうかと思って

います。実は今僕が苦しんでいるのが6。少なくともカウンセリングというステージ

では、一致に近い状態を築き、クライエントに無条件の積極的関心を寄せ、

そのうえで自分の中にクライエントの感情をインストールし、同感でなく整理と

理解に努める。そこに自分の思考バイアスをできるだけ加えない。

これはもちろん僕は初心者ですから完璧なんて程遠くはありますけど、カウンセリング

の勉強を始めてから4か月。4か月前とは別次元だと思っています。

ただ、たぶんここからさらに上げていくには新しい学びが必須。

一方で、僕は感情の表現をお返しすることがとても下手。正直センスないと

思っています。センスがないので、身に着ける必要がある。先日もスクールでの

ロープレで「もう少しクライエントに寄り添った方がよかったのでは」とアドバイスされ、

個人的には「彼女の悲しい感情がとても降りてきてる」のだけど、それをうまく表現する

言葉が全く見つからなかった。

まあ、ですので6もとても大事。

一方で、では6を達成するのに何が大事かというと

5.共感的理解

4.無条件の積極的関心

3.一致

つまり、まず一致している必要がある。一致というのは、自分の感情・思考の今の状態

に気づく事。そして、その気づいている状態と行動が一致している事、です。

つまり一致に必要な能力は、

・気づける事(高い感受性)

・気づいて、対処して、落ち着きを取り戻せる事(適応力)

・不一致を防げる事(誠実さ)

・一致した状態が基本的にカウンセラーに相応しい事(エンジェル気質)

この4つじゃないかなぁと。自分の内面を感知するアンテナの性能がよく、対処できても

そもそもデビル気質だと、「あ、今、私は「あいつ死ねばいいのに」と思った。思ったなぁ。」

これがごくたまにならいいのでしょうけど、いつもそう思う人は、さすがにカウンセリング中

一致を貫くのが難しいと思うのですよね。

まあ、エンジェル気質はこれくらいにして、この中で大事なのはそもそも「気づけるかどうか」。

で気づくために大事な要素がNLPのVAKです。

VAKは

V:視覚

A:聴覚

K:体感覚(視聴覚以外)

です。それぞれがExternalとInternalを持つ。このすべての感覚を強化して、アンテナを

とても強くすると、気づきの精度・感度も物凄く上がる。

Externalの強化はとにかく多くのVAKパターンに触れる、という事だと思います。

一方でInternalなのですが、僕はVが現在大きな課題です。

聴覚は曲と歌詞さえわかれば歌手の声で脳内ライブが可能。なのであまりAI(Internal)

は鍛える必要がなさそう。体感覚もバットスイングや雲梯を登っていく時の力感は感じる

ことができる。ただ、味覚・嗅覚・触覚のイメージは希薄なので、ここは磨く余地がありそう。

そして、Viはもうボロボロ。そもそも脳内で画像が出てきません。

僕は視力がよく、視覚に訴える物を重視する傾向があったため、典型的なVタイプだと

思っていました。それが今月いろいろ調べてみると、確かにVEは強いけど、VIは最弱、

AはAEが雑踏だと難聴になるけど、それ以外問題なく、AIもかなり強い。

KはKE、KI共にまあまあという感じ。なので、僕の感受性を高めるには目下VEの向上

がターゲットとなっています。このインナービジョン、鍛え方を模索しているのですが、

今のところなかなかいいものが見つからないでいます。。。

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