今週の株は一言でいえば「ジェットコースター」。
日経平均とダウ平均の今週のチャートがこちら。
日経は最大で1500円、ダウは最大で2000ドル以上下がりました。（今週月曜日高値比）
で、何か大きなニュースがあったか。何もありません。（先週はアメリカ雇用統計の劇的改善がビッグニュースでしたが、今週は特に何も）
で、今週あった出来事、それはメジャーSQ。
メジャーSQとは・・・（日興SMBC証券の説明を引用）。
「SQ（特別清算指数）とはSpecial Quotationの略で、日経225先物やTOPIX先物などの株価指数先物取引、または株価指数のオプション取引などを、最終的な決済期日で決済するための清算価格（指数）のことを指します。取引の対象がTOPIXなどの指数である場合には、最終的に決済するためにこのような指数が必要になります。各限月の取引最終日の翌日である「各限月の第2金曜日」がSQ算出日（SQ日）となり、指数構成銘柄の始値で計算された値がSQ（SQ値）となります。また、3、6、9、12月の株価指数先物とオプション取引のSQがメジャーSQで、それ以外の月のオプション取引のSQがミニSQと呼ばれることもあります。」
簡単に言えば「大口の機関投資家が一気に売り入れるか、買い入れるかのバクチをする期間」です。これが大手同士でバトルになれば乱高下し、みんな右に倣えならどちらかに大きくぶれる。
で、僕はダウの木と金に着目しました。
・木曜日：始値で800ドルくらい下げ、そのまま終日ナイアガラ。マイナス1800ドル。
・金曜日：何もニュースがないのに1日で「底・山・底・山」を形成。値幅800ドルの2往復。
どっちもとてもおかしいです。僕は大口は「株の流れを作れる」と考えています。実際僕が1兆円を毎日使えるなら、僕の思惑で日本株は簡単に操作できます。つまり、日銀とゆうちょの運用担当者は日本株を動かせるわけです。
一方、ダウの場合、大口が多い。アラブの王族やアメリカでも企業、大口個人、おそらく20から30くらいの超大口がいます。ゆうちょもその一つ。で、大口のやり取りは、
・ガチンコバトル
・カルテル
の2通りあると思うんですが、今回のメジャーSQ。どっちもカルテル色がぷんぷんします。なぜかといえば大口はメジャーSQの性質を熟知しているし、彼らにはネットワークがあると思われるから。
・水曜日：大口はみな隠れて「売りを厚めにしつつ、買いも適宜入れてバランスを取る。」
・木曜日：みんなで本気の売り。ナイアガラにして、終わりで決済。巨額の利益。
・金曜日：みんなでジェットコースターを自作自演。個人やネットワークに参加していない大口を翻弄し、巨額の利益。
おそらくこうじゃないかと。金曜日はガチンコバトルの結果、とみることもできるのですが、山と谷がきれいすぎるんですね。世界中の投資家が売り買い、特にSQ当日なのでみんな命を張ってるのに、こんなきれいになるわけがない。
で、今週のダウが「大口たちの遊び」であると仮定する。そうした時に来週何が起きるか。おそらく「爆上げ」か「乱高下」です（爆下げはたぶんない）。
アメリカはもう雇用に関してはレイオフが終わり、再雇用がどこも始まっている。つまり、雇用統計は来週も劇的に改善する。超上げネタはすでに仕込まれている。一方、「米中対立」を「下げネタ」として演出することが可能。これは大口とトランプの思惑次第。で、トランプは今バイデンにかなり引き離され、危機的状態。となると、おそらくですが「下げネタ」の演出よりも選挙前に30000ドルを目指す方向に行くのではないか、と予想します（選挙が終わればしばらくジリ下がりな気がします）。
で、僕の今週。乱高下でした。月・火・水でプラス100万、木・金でマイナス130万、計マイナス30万です。
まあ売るタイミングと買うタイミングが絶妙だったら、既に5000は簡単に超えているわけですが、簡単ではないのでホールドって感じですね。
来週の懸念事項は、「日経が爆上げすると僕の持ち株は下がる」という悲しい事実。超成長株だけ割高で保有してるので、他の株が魅力的になると、成長株は利確されて下がるんですね。。。なので、株の売り買いをそのトレンドを見てうまくできればもっと勝てるのはわかっていて、トレンド学習をするかどうか。もしくはそのトレンドを最速で察知できるサイトを見つけ出せるかどうか。今のところ My株のトレンドという指標がいい気はしてるのですが、見る限り明らかに遅い。1週間くらい遅い感じがするので、それでは利益は出せない。今週はトレンドをいち早く察知する方法をリサーチしようと思います。今のところは「見つけられなかった」に一票。