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その28 めぞん一刻〔新装版〕(3)

今日はめぞんの3巻です。

表紙は惣一郎さん。

マンガではかなり薄い存在感ですが、アニメだと千葉茂さんが四谷さんと一人二役で

演じてるので、むっちゃ存在感があります。

で、3巻で初めて家庭内での響子さんが登場します。

娘を溺愛する父と早く再婚させたい母。

父は娘をストーカーのように監視し、一刻館の住人に変質者と間違われる。

一方、お母さんはとても強気で何が何でも再婚させようとする。

まあ、両親ともに響子さんの幸せを願っているという点では一致している。

ただ、そのアプローチがものすごく対照的です。

お父さんは後々理由がわかりますが、とにかく再婚させたくない。家に帰ってきてほしいし、

娘一人くらいなら一生養うと決めている。

でも、お父さん、大手の部長だったと思うんですが、家での立場は一番下、というのも

面白いですね。お母さんと響子さんがものすごく強い。

お父さん「現に惣一郎はあっという間に死んじまったじゃないか。もっとイキのいい若い

もんを選べばよかったのに」

お母さん「すんだことをいつまでもウジウジと!!いーかげんにしないと離婚するわよ!!」

お父さん「律子さん、そんな・・・」

お父さん「たまには親の言うことを素直に聞いたらどうだー!!」

響子さん「気に入らないなら親子の縁を切りましょうか!!」

お父さん「そんな響子・・・」

お母さん「かわいげのない・・・誰に似たの」

「もちろんあんただよ!!」読者の誰もが思うはずwこの間がめぞんの良さなんですよね。

それにお母さんに反抗して大股開きの響子さん。お父さんに「こら響子行儀が悪い!!」

とまで言われる始末。

でも、これが人間ですよね。

どんなに素敵な女性だってこういう一面がなかったら「本当に人間なのか?」と思って

しまうわけです。留美子さんはほんと女性の内面を描くのが上手だなぁと思います。

響子さん

こずえちゃん

八神

明日奈さん

この4人の「ヒロイン枠」はもちろんのこと、

一ノ瀬のおばさん

明美さん

このまるで女性を捨ててるような二人もやっぱり女性、っていうのをまあ少しではありま

すが表現しているんですよね。

ヒロイン枠はこずえちゃん、八神はまあとても輝いていて、明日奈さんはかなり抜けてる

子女ではあるけど、でも本質は捉えている。明日奈さんのそのシーンを思い出してしまい

今、泣けてしまいました・・・w

あと、この巻で初めて響子さんが五代に嫉妬します。まあこの頃は、

「私の事好きと言ってるくせになんでこずえちゃんとデートしてるの?!」

くらいだったと思います。でも怒りに任せた響子さんがパチンコに行く(しかも大勝ちする)

というのは時代だなぁと思いますねw

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